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シンポジウム「メンタルヘルスと医療制度~認知行動療法の普及のために~」のスライド&実況まとめ

うつ病患者の立場から医療制度と認知行動療法についてのシンポジウムに参加してきました。

 

当日使ったプレゼンの資料をシェアします。画像がほとんどなのでスライドだけではよくわからないと思いますが、伝えたかったことは2つ。

 

精神科の先生には「困難な状況に置かれたうつ病患者にとって、あなたはただ1人の頼れる方なんです」。

 

厚生労働省には「認知行動療法の普及を進めてください。でないとぼくたちがやっちゃいます」

「うつ予防としてパワハラを減らすより残業を減らしましょうよ」。という感じです。

 

今回のシンポジウムは精神科医、臨床心理士、厚生労働省、うつ病患者がそれぞれの視点から語り合うというとても意義深いものになったと思います。主催された認知行動療法推進協会、千葉大学予防医学センターさんありがとうございました。

 

プレゼンテーションとパネルディスカッションの内容は、Togetterでまとめを見ることができます。

 

シンポジウム「メンタルヘルスと医療制度~認知行動療法の普及のために~」

 

当日興味深かったこと ひだクリニックの肥田先生のプレゼン:

・患者数を精神科医の人数で割ると、1人あたり11分の診療時間しかとれないことになる

精神科医がハブとなって、キャリア支援などさまざまな支援を展開したい。が、まったくお金が足りない。

 

小堀先生のプレゼン:

・日本の臨床心理士の多くは、認知行動療法ができない。養成大学院160校のうち、認知行動療法を体系的に学べる大学は2校(1.2%)

軽めの症状むけのトレーニングと、複合的な疾患に対応する高度なトレーニングの両方が必要

 

清水先生:

認知行動療法は外科医のような特殊技能。様々なトレーニングが必要

・患者も「こういう治療や支援を、誰から受けたい。いくらなら払う」と声をあげてほしい

 

当日実況していただいたみなさん、ありがとうございました。

 

(実況では「寝てそう」「起きて!」と書かれていますが、パネルディスカッション中も東藤は寝ていません!しんどかっただけです!)

 

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