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マスタードの種とセレンディピティ。U2plusストーリー④

今日は仕事をしはじめてから、ビジネスプランコンテストに出会う話。

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ナイチンゲールは言う。

 

物事を始めるチャンスを
私は逃さない。
たとえマスタードの種のように
小さな始まりでも、
芽を出し、根を張ることがいくらでもある。

 

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そうして訪れた静かな日々の中、オフィスで隣の席のKさんからチャットが来た。「ビジネスプランコンテスト。」という一文と、ふたつのURL。片方はサイバーエージェント主催(たしか)。一方はスカイライトコンサルティング主催。それぞれ過去の受賞歴を調べてみると、どちらも立派なサービスだ。ソーシャルゲームやクラウドソーシング。上場出来なそうな、うつ病サービスを許容してくれそうではない…と思ったところで、向田麻衣さんがやっているNPO「Coffret Project 」に賞金をだしているコンテストがあった。

 

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スカイライトコンサルティングの「起業チャレンジ」だ。賭けられるのはここしかない。賞金は最大で300万円。その日のうちに、小堀先生と中島先生に連絡をした。「見つけました!300万円獲ってきます!」

 

そして本当に優勝した。

 

2010年当時の僕はベンチャーキャピタルもアクセラレーターもなにもわからず(同僚が「とうどうさんVC行ってきたら?」と言ってくれても「バリューチェーンかな?はて?」という有り様。)、どう起業を実現すればよいのか曖昧模糊としていた。しかしどうにかチャンスを逃さないことだけはできた。

 

一体なにがナイチンゲールの言うマスタードの種だったのだろう。アルバイトの形でも、会社に入ったことか。起業すると周囲に伝えていたことか。それとも向田麻衣さんのことを調べたことか。起業チャレンジに申し込んだことか。

 

振り返ってみると、全てが連鎖して、ぼくをここまで導いてくれたように思える。それはとても心強くなり、人生は信じるに足るかもしれない、と感じると同時に、あまりにも多くの偶然によって構成されたこれまでの道が怖くもなってくる。

 

もし、違う会社に入っていたら?Kさんがチャットをくれなかったら?起業チャレンジが向田さんに賞金をだしていなかったら?

 

だが、あなたはセレンディピティを持っているのだ、と言われたら、ぼくは素直にうなずけるだろう。「ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力」。

 

偶然。幸運をつかむ。そしてそれは能力。ぼくはうつ病になり多くのものを失ったが、生き続けていることで、自分の中核的な価値を損なわないでいられたのだ。いや、それはうつ病になってなお起業しようと決意したときに、はじめて身についた力だったのかもしれない。

 

人の資質は一定ではなく、病があってもなお、いずれかの方向に発展し続ける可能性があるだ。

 

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