うつ病の情報なら|ゆううつ部 by U2plus

U2plusがお届けする、うつ病に関するアレコレ。

うつ病の、うつ病による、うつ病のための会社がスタート。U2plusストーリー⑥

「ビジネスプランコンテストで、うつ病支援のサービスが優勝」という記事が、ネット上でいっとき話題をさらった。起業チャレンジに取材に来ていたベンチャーナウが即座にUPしてくれたのだ。そしてその記事がasahi.comにも流れた。それまで無名だったぼくたちが、知らぬうちに、ごく一部ではあるが、話題になっていた。

 

ぼくはサービスを作ってくれるプログラマーを必死になって探していた。そんなあるとき、「ガチ鬱プログラマ」と書かれたブログを発見。このひとに頼むほかあるまい!とおもってGmailを開くと、なんとそのガチ鬱の方からメールが届いていた。

 

訊くと知り合いの方に、「自分でガチ鬱と名乗っているのなら、この人たちを助けた方がいい。」と言われたそうだ。早速初台のエクセルシオールでお茶をして、協力を仰いだ。会社作るならGoogle appsを使った方がいいよ。気になるドメインは今すぐ全部とろうね。当たり前のことをサクサク教えてくれた。また、自身のブログでプログラマの募集をかけてくれた。

 

そのブログをみて応募してくれたのが、軽いうつ病をもっていたRuby on Railsの使い手Kさんだ。Kさんからのメールを転送された際、「この人は凄いですよ」と一言書き添えられていた。

 

またデザイナーのUさんも協力を申し出てくれた。うつ病のイベントに出た際、うつ病患者としてふつうに参加されていたのだが、ぼくの話をきいて、「デザインできますよ!」と申し出てくれたのだ。

 

うつ病経験のあるコンサルタントも手伝ってくれた。彼は起業チャレンジ最終審査後の懇親会で出会い、「やりましたね!がっつり協力します!」と握手してくれたのだった。

 

毎日のように新しい人と出会い、みながチームにジョインしてくる。一気に世界が広がっていった。

 

早速知人のオフィスを土曜日に借りて、新しいチームでプロジェクターを使いながら会議。千葉から小堀先生もかけつけてくれた。アイスブレークをしてひと笑いした後、具体的な検討に入る。ユースケースはどんな感じにする?決済手段はとりあえずPaypalだよね。残り資金を考えるとスケジュールはこう。サイトができるまで既存のグループウェアでMVPを回してみようか。

 

起業チャレンジで「作る人がいないのがネックになるよ」と指摘されていたが、全てが急に実現へ動き出した。

 

1年前のぼくは、仕事もやめ、実家で傷病手当で暮らす、療養中のひとりの患者だった。持っているのは妄想のような理想だけ。それが、いつのまにか、専門性の高い医療知識をもつアドバイザーと出会い、起業資金300万円を獲得し、製品をつくる仲間ができたのだ。リソースレスはリソースフル。なにもないからこそ、自分の資源をもとに思考を制約することをせず、自由にU2plusのプランを描けた。そのプランをスカイライトコンサルティングも、メンバーも、みなが信じてくれた。

 

おそらく、僕でなくともよかったのだ。みんな、巨大なうつ病という問題に対してそれぞれ疑問を感じ、なにかしたい気持ちを持っていた。僕はU2plusというわかりやすい旗をあげただけだ。もちろん旗をあげるまでに、体調を犠牲に2次審査に臨み、仕事に行けなくなり、気絶をし…と自分では大変な工程があったのだが、それは仲間にも将来のユーザーにも関わりのないこと。ぼくの仕事は、U2plusを立ち上げ、しっかりとした運営をし、軌道に乗せることだ。その後の自分がどうなるかはどうだっていい。

 

U2plusのワイヤーフレームをがしがし引きながら、スカイライトコンサルティングが紹介してくれた弁護士と契約し、一部屋のオフィスを借り、法務局をいったりきたりしながら賞金の入金を待った。(1円でも惜しいと思い、会社設立の手続きは行政書士に頼まず自分でやった。)

 

そして2011年3月、株式会社ユーツープラスは青山に誕生した。資本金300万円。世界でも珍しい、チームメンバーがみな、うつ病の会社。うつ病と戦うためだけにある会社。僕が「このために生まれたのだ」と思える会社。

 

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