airpitプロジェクトは信用できるのか?
campfireのメッセージ機能で、airpitについて質問をいただきました。
このプロジェクトのコンセプトには共感・賛成するものの、以下2点の理由によって、支援と周囲へ広めることを躊躇っているとのこと。
一方で、このプロジェクトは非常に重要だと確信していただけているそうです。
・U2Plusやうつっぽのを経験をどう活かして、具体的にどのようなものをつくるのか。
・Campfireは、家入さんがつくったプラットフォームなので、Studygiftのように寄付の行方やその後の対応がうやむやになるのではないか。
トウドウが送った返信を以下に掲載します。
○○さん
貴重なご意見、ありがとうございます。
大変な思いをされてきたのですね。
さぞかし色々な経験をされてきたのだと思います。
症状に違いはあると思いますが、同じうつ病経験者として、現在しっかりと生きていてくださることに感謝したい気持ちです。
・うつっぽからの教訓
うつっぽの教訓として、あまりに公開までのプロセスが拙速であり、かつU2plusとして初の他組織との協業であったという事を認識しています。
そのため、airpitではユーザーとなる支援者の方々との複数回の意見交換会や、プロトタイプでの少人数でのテストで「本当に必要とされるサービスになるか」を検証しつつ、試行錯誤しながらサービスを制作した上で、正式に公開をいたします。
当然ながら、医学面の専門家へのしっかりとしたヒアリングを行い、可能であれば監修(今までにないサービスの場合、たくさんのアドバイスをいただけても「監修」という言葉を避けられる方が多いのですが。)していただこうと思っています。
うつ病当事者の家族を対象としたカウンセリングはありますので、そちらの研究やヒアリングも行っていきます。
・具体的なサービス内容
うつ状態とはどのようなものか、支援者が知っておいた方がいい事はなにかというベースとなる知識を提供した上で、
症状・状況別の、成功事例を数多く集めること。
症状・状況別の、相談内容を数多く集めること。
この二つをマッチングさせて、かつ相談に対しての支援者同士のアドバイスを盛り込むことを想定しています。
また、なんらかの形での課金を予定しています。
・U2plusの経験
プロトタイプでの仮説検証を、airpitでも公開前に行います。(U2plusでは6ヶ月間で3度行いました。)
またU2plusの特長であるネガティブなフィードバックの起きにくい(場の荒れない)コミュニケーション設計を活かしたいと考えています。課金もその一環です。
U2plusのコンテンツである「FunCan」という、生活のポジティブな面にフォーカスする機能を、支援者のメンタルヘルスを保つ上で活用できないかと思っています。(支援者自身が日々楽しかったことや、うつ病本人が調子がよさそうで一緒に楽しい会話ができた、などを記録、みなで共有するイメージです)
・Campfireについて
家入さんが発起人、という点では同じですが、Studygiftを制作した、自由に物作りを進めていくlivertyとは違い、法人組織により運営されています。またすでに数多くの成功事例があるため、運営について心配しておりません。
付け加えますと、U2plusがCAMPFIREに掲載を決めた経緯は家入さんを通じてではなく、CAMPFIREにより支援を集めて順調に成長されているツクルバ(コワーキングスペースのco-ba及びco-ba libraryの運営をされています。 http://co-ba.jp/ )の方から勧めていただき、事務局に直に連絡を取りました。(家入さんも、U2plusがCAMPFIREに掲載されていることをまだ知らない可能性が高いです)
わたしは家入さんが好きです。
しかし今回のプロジェクトは企画も制作もU2plus単独のものです。
以上でお答えになっているでしょうか。
改めてご質問がありましたら、ぜひご連絡くださいませ。
U2plus代表 東藤
=============================
U2plusの認知行動療法ではこんなやり方で、うつを回復させていきます。