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うつ病で休職から社会復帰までの間に、習い事に行くといいですよ。その1

Rainy Day Bookstore & Cafeの写真

 

よくリワーク代わりに「勤務時間に合わせて図書館に通おう」と言います。けどある程度回復すると飽きるし、かといってすぐに仕事ができるかというと、通勤すらままならなかったりします。

 

そこでおすすめは「多人数の習い事に通うこと」です。 ぼくは雑誌の「Switch」をだしているSWITCH PUBLISHING が主催する「クリエイティブライティング」の授業に行ったりしてました。

 

隔週でRainy Day Bookstore & Cafeという静かなカフェで開催される、作文教室。なんだかタイミングよく募集を発見して、作文を書いて送ったら合格したので。(もうやってないみたいです。)授業料は母親に借りました。創業編集者の新井さんがオーガナイズして、ゲストに是枝監督とか来てましたね。

 

習い事のメリットとして以下があります。

 

・適度にストレスフルな環境に身をおける

・家族以外の第三者と出会う場所になる

・適度にストレスフルな環境に身をおける

 

クリエイティブライティングの場合は、ぼくの実家から片道1時間半かかります。「長時間電車に乗るはちょっと怖いな」とか「1講座5時間とか耐えられるだろうか。体調悪くなったら帰らせてもらおう」とか図書館にはない緊張感や不安があります。

 

「話しかけられても、うまくコミュニケーションできなそう」もそうですね。でも仕事ではないので、ダメだったらやめればいいし、うまくこなせると自信になります。

 

・家族以外の第三者と出会う場所になる

うつ病で寝たきりから回復しても、「じゃあ友達と会ってみよう」とはなかなかいかないわけです。だって友達は「これまで」の自分を知っているだけに、「今の」自分の状況をどう思われるだろう?とか、「うつ病とかいっても元気じゃん」「おれの知り合いもうつ病だったけど、今は元気だよ。気の持ちようだよね。がんばれ」とか言われたくないですし。

 

習い事にいくことで、自分に近い存在である家族だけじゃなくて、関係のない人とコミュニケーションをとる、もしかすると、先生か他の生徒にちょっと褒められたりすると回復にとても意味があるのではないかと思います。

 

「話しかけられても、うまくコミュニケーションできなそう」という怖さもありますが、習い事だとフリートークではなく、「共通の話題」があるので、むしろ話やすかったりします。仲良くはなれませんでしたが、それでも何人とも話すのは消耗すると同時に、いい経験になりました。「自分は知らない人とも普通にしゃべれるぞ!」と。

 

とはいえ、僕は「クリエイティブライティング」では思いっきり浮いてましたけどね!みんなSwitchと新井さん大好きな人ばかりの中に「Switchあんまり読んでない。新井さんの感性に興味ない」人間が混じっていたので、まあしょうがない。

 

「本当の自分を発見して、書こう!」というのが毎回のテーマなのに「自分なんかどうでもよくて、イマジネーションの方が大事ですよ」というスタンスで作文しているという。

 

そもそもSwitchが「インタビューマガジン」だってことを知りませんでした...新井さんからはむしろ若者が雑誌を立ち上げるという、昔のムーブメント?の当事者としての尊敬を抱いています。ロッキングオンとか、あの時代の雑誌は盛り上がってそうでした。今のスタートアップみたいな感じだったんじゃないかなあと想像しています。

 

そういえば「本当の他者を発見して、書こう!」というインタビューがお題だったときは「自分にも興味ないのに、他者のことを書くなんて・・・」と悩みのあまり体調を悪化させて授業をさぼったぼくが、今は毎月インタビューをして、連載させてもらっているとは、因果とは恐ろしいものであります。あのときの習い事仲間が今のぼくを見たら、なんて言うのかな。

 

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