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うつ病雑誌の企画がざっくり固まりました

先週星和書店さんにお邪魔して、編集担当のKさんと石澤社長と打ち合わせをしてきました。 出版の方法やコンテンツ、デザインについて色々と議論して、ざっくりとOKがもらえたのでみなさんにご報告しますね。 概要はこんな感じです。
「うつ病の人の、うつ病の人による、うつ病の人のための出版物」 「うつ病の人から質問を募って、専門家が回答する」というQ&Aがメイン 星和書店さんの季刊誌「こころのりんしょう à·la·carte」の増刊号として出版 (こころのりんしょう à·la·carteの特集としてでる可能性もあり) うつ病の人が読みやすい判型、フォントサイズ、レイアウトを検討 表紙デザインも、一般の方が手に取りやすいように検討
「こころのりんしょう à·la·carte」は以前「いつ投薬をやめることができるのか —寛解から2年が経過してから。」という記事で紹介したように、とても専門的でためになる内容が書かれている雑誌です。 ただ一般の方以外に精神科医、臨床心理士といった方々もターゲットになっているため、ちょっと専門的です。 例えば字が小さめだったりとか。(その分情報量はすごいです) なのでうつ病の方が読みやすいように、判型、フォントサイズ、レイアウトを工夫していただけるようお願いしました。 表紙も手に取りやすく、愛着をもってもらえるようなデザインになるといいなーと思っています。 タイトルは「うつ病ライフガイドブック」 これはウソです。まだ決まってないです。 ・・・今思いついた名前ですが、わかりやすくていい感じだと思うので、今度提案してみようかな。

コンテンツ全体

雑誌の内容はこんな感じになりそうです。  
テーマ別コラム テーマ別Q&A 長めの記事/インタビュー うつ病経験者の座談会
「病院での治療・服薬」「病院以外での治療方法」「うつ病の生活」「うつ病と人間関係」「うつ病と仕事」「カウンセリング」「うつ病の経済問題」をテーマにして、テーマ別に
  • 概要をまとめたコラム
  • うつ病の方からいただいた悩み質問&専門家の回答
というのがメインコンテンツです。 単発の質問では応えきれないような質問については、専門の方に「長めの記事」を執筆してもらう予定です。 最後に、うつ病から回復された方々を中心にした座談会を掲載。 以前うつ病の方に雑誌企画用のアンケートを行ったのですが、約100個の質問があつまりました。 書き込んでくれたみなさん、ありがとうございました! 今は質問を50個くらいに絞って、専門家が応えやすい内容に編集する作業を行っています。 この作業が完了次第、専門家の方をピックアップして執筆依頼、つまりは制作に入っていくイメージです。

うつ病の人の気持ちによりそう雑誌に

「座談会」なのですが、上記の各テーマ別のQ&Aを踏まえた上で、うつ病から回復された方に
  • 実践的なやり方や、工夫したこと
  • 失敗しやすいポイント
などを語ってもらいたいと思っています。 当初星和書店さんとは、座談会は企画を進める前段階で実施して、「うつ病の人が関心のある話題をピックアップする」ことを目的にしようと話していました。 それが全原稿が揃った後に行うことになりました。 ゆううつ部員のfromkさんのブログ「Life In Wonder」でいただいたご指摘が心に残っていたためです。  
このような本に期待してしまう、一般のライフハック本との根本的な違いがあるとすれば、うつ状態で暮らすときに起きる様々な「気持ち」の揺れに寄り添うことができる本ってできないかなあ、ということです。
「どうやったら限られた紙面で実現できるだろう」と考えて、この形をとることにしました。 専門家から方法論を教えてもらっても、うつ病の人が「実践する」のはとても大変です。 うつ病の時の困難と孤独を経験された方々から、どのようにして各テーマに属する悩みを乗り越えてきたのか、また乗り越えられなくても回復することができたのかを語ってもらうことで、少しはうつ病の方の気持ちによりそうことができのではないかと考えました。 今後ニュースレターに登録されている方に座談会のご案内をするかもしれませんので、回復された方はぜひご協力いただけると嬉しいです。 今のところ決まっているのは以上です。 また進展がありましたら報告しますね。 追) 前回も今回も、記事が長い・・・ たまにはブログを気軽に書こうかなあ。 小鳥ピヨピヨさんみたいな感じで。