シンポジウムで伝えたかった内容
柏でのシンポジウムが残念ながら中止になってしまったので、当日話そうと思っていた内容の一部を書いてみようと思います。
プレゼンに30分もらっていたので、構成としてはちょっと多めですがこんな感じでした。
- 自分と、身近な人のうつ病エピソード
- うつ病罹患以前にありがちな問題点
- うつ病になってからの問題点
- 長期うつ病となったときの問題点
- うつ病患者として医療、省庁に期待する事
- ひとりのうつ病患者として、状況を変えるために取り組むこと
他の出席者が、精神科医、臨床心理士、官僚の方々だったので、極力うつ病患者としての目線を盛り込んだスライドを作成していました。
・うつ病になってからの問題点
のパートで訴えたかったのは、以下の2点です。
- うつ病になると様々な問題に取り囲まれるが、これは「自己責任」なのだろうか
- 思考、判断力が著しく低下した状態で、状況の全てをマネージメントすることを求められるが、不可能ではないだろうか。
うつ病になったばかりのなにも考えられない状態で、よりよい病院を探して受診し(変な医者にかかると長期的には死ぬ可能性が高まります。)、効果の高いカウンセリング技法をもつ安価なクリニックを探し当て(希少だと思います)、家族にうつ病の症状と接し方を正しく理解してもらい(ぼくの周りではほとんど皆苦しんでいます)、職場との関係を良好に維持し(ぼくは袋叩きになりました)、経済的な問題に対応する必要があります。
うつ病それ自体の大変さに加えて、この労力が必要になるわけです。
明らかに無理ではないでしょうか。。。
という内容や他の問題点をだーっと話して、控え室にいるであろう医療関係者と厚労省の方にいくつか対応をお願いしつつ、観衆の方に、ぼくはうつ病患者として色々試みるから応援とか批判とかをください!うおー!というプレゼンになる予定だったのでした。
(そして消耗しきってそのあとのパネルディスカッションでは絶不調&寡黙になる予定でした。)
うつ病患者が省庁の方に直接問題提起できる、ほんとうに数少ないチャンスだと捉えていたので、本当に残念です。
とはいえ中止の判断自体は正しいと思いますし、来年にまた開催を予定しているという事なので、そのときには今度こそ渾身のプレゼンをしたいと思います。
(そもそも呼ばれるのかな・・・)
(ギャラの振込用紙が送られてきてたけど、これに記入して返送したら怒られるのかな・・・)
(あれ?「うつ病患者が省庁の方に直接問題提起できる機会」って、U2plusでつくればいいのかな・・・?)