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うつ病ソーシャルガイド(仮)へアドバイスをいただきました。

ゆううつ部員のfromkさんがブログ、「Life In Wonder」にてうつ病ソーシャルガイド(仮)記事への感想を書いてくださっています。 fromkさん、ありがとうございます。 ご本人の了解を得て、一部を紹介します。
確かにうつ状態では薬の効果もあってか一つのことに集中するのが難しいし、睡眠薬によっては一部の記憶がぶっ飛ぶので寝る前に落ち着いて手続き(特にお金関係)をするのは怖いなど、「実際的な問題」での苦労には本当に事欠きません。 こんな本が企画されて発行されることになったら、本当にうれしいことです。
実際的な問題、本当に大変です。 「何をする必要があるのか=目的」「何を調べればいいのか=選択肢」「どうやればいいのか=実行」がまずはっきり判断する事ができない状態です。 そして実行の時にも、ほとんどの内容に関して不安になることが多いのではないでしょうか。(ぼくは傷病手当の手続きが怖くて、2ヶ月かかりました) 特に事務作業は・・・ 元気なときでも嫌なことが多いです。 今は割と元気だけれど、確定申告とかいやだ!
このような本に期待してしまう、一般のライフハック本との根本的な違いがあるとすれば、うつ状態で暮らすときに起きる様々な「気持ち」の揺れに寄り添うことができる本ってできないかなあ、ということです。 例えば、うつのときに事務手続きは本当につらい。でも期限もあるし、自分は手続きさえできないのか、などと考え出すと、それだけで具合が悪くなってしまいます。 また、そういう気持ちになるけれど、それは一歩引いてみると特別なことではないんだよ、という支えができれば、それが一番の助けになる(認知行動療法のひとつとしてもいいテーマでは?)と思います。 もしこのような本で、本当にうつの当事者の気持ちを支えるようなことができたら、僕はすばらしい仕事だと思うのです。 難しい診断よりも、薬よりも、「世界が無関心でなく、自分が受けいられるペースで応えてくれること」、まずこれにつきると思います。
貴重なアドバイスだらけです。 とくに「油断して手を抜くと、ありふれたライフハック本のようになる」ということは肝に銘じます。 まさにこういう本にしたいです。 事務作業自体の困難、手続き相手の事を思うとつらくなる、電話をかけるのがなぜかとてもつらい。 そのような時に、どう対応するとすこしでもやりやすくなるのか。 これは家族や周囲へ、うつの理解を求めるアクションを起こすときにも必要なスキルではないかと思います。 現在は星和書店さんとの雑誌企画を優先的に進めていて、うつ病ソーシャルガイド(仮)は保留という状況なのですが、fromkさんからのアドバイスを実際の書籍に落とし込めるようにしたいですね。 追)雑誌企画のアンケートを5月いっぱい募集しています。 うつ病の方に役立つ内容にしたいので、ご協力いただければ嬉しいです。 アンケートはこちらから 追)先日の全体MTではセミナー内容をビデオ撮影していたのですが、こぼりさんがビデオのスイッチを押すのを忘れてしまい、なにも撮る事が出来ませんでした(笑)