うつ病ワーカーの仕事作法:トマトでMITsに集中する
MITsでその日の重要課題を決めたら、あとはやるだけです。が、「やるだけ」が難しい。
・めんどうでなかなか着手しにくい
コーヒーを淹れたり、書類を整理したり、急ぎのメールを返したりしてしまう。
・作業に入った後に、関係のないことをしたり、他のアイデアが浮かんでしまう
他の人に話しかけられたりとか、調べ物をしてしまって、本来のタスク以外のことをしてしまう というわけでポモドーロテクニックを用いましょう。ポモドーロテクニックとは
1.まずタイマーを用意します。キッチンタイマーでもなんでも構いません。ぼくはiPhoneアプリを利用しています。 2.次に、25分にタイマーをセットして、その間は脇目もふらずにひとつのタスクだけをやります。 3.タイマーが鳴ったら、タスクが終わっていても終わっていなくても5分間の休憩です。
これを繰り返します。イタリアではキッチンタイマーがポモドーロ(トマト)だということに由来しているそうです。
うつ病的には集中できる時間というのは普通の人より限られたリソースです。そのために前日にMITsを決めていたんでしたね。なので、1日の中で集中できる時間は、MITsに全力を注ぎましょう。
どんなタスクもとりかかるのはちょっと億劫です。うつ病だともっと億劫です。でも、「25分だけやってみよう」だと、とりかかりやすいですよね。あと時間が微妙に短いため「1つのことだけに集中」しやすいのもいいなあと思っています。
逆に言うと、25分間ですら集中できないコンディションであれば、頓服の薬を飲んで休んだ方がいい。もちろん「頭がガンガンしているけどこれだけはやるのだ!」というのも否定はしませんし、ぼくもそいういうことはありますが、褒められたことではありません。 ポモドーロテクニックにはきちんとした(?)科学的根拠があるそうですが、ぼくはあまり気にしていません。興味のある方はこちらから読んでみてくださいませ。
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あと「25分間動いたら、5分は強制的に休み」というのは過集中を防ぐのにもいいんじゃないかなーと思います。がーっとひとつの事に集中しすぎて頭がフラフラ/ガンガンしなくていいので。 ちなみにぼくは「pomodorokit」というiPhoneアプリを使っているのですが、タイマーが「チクタクチクタク・・・」と音が鳴るので、他の人が声をかけにくい
気を自動でつくってくれます(笑)
流れとしては「前日に、次の日にやるMITsを決めておく。当日はポモドーロテクニックでしっかりタスクをやる」という感じですね。 でも、そもそもMITsはどうやって決めるのか?本当に重要な課題だとどうしてわかるのか?という疑問が浮かびます。それはまた次回に。
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U2plusの認知行動療法ではこんなやり方で、うつを回復させていきます。