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うつ家族教室@藤沢病院で使ったスライド&感想

藤沢病院にお呼ばれしたので、うつ家族教室でお話しをしてきました。

「行きたいけど行けない」という方がいらしたので、スライドをシェアしてみます。以前U2plusで実施した「うつの家族・職場アンケート」の内容も参考にしています。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

そして感想をつらつらと。

 

・「やっぱりうつ病なんだな」という感想が多かった。
→病名がはっきりするのは、安心感を伴う。これは当事者もそう。
医療職でないため、参考程度にしてほしい旨は伝えたけれど。

 

・うつ当事者が、どのレベルで家事を手伝うか、というのは頻繁に起こる問題
→体調の波のいいときは家事ができるが、ローな時に家事がルール化されてるときつい。しかしフルタイムで働いている支援者にとってそれは理解しがたい。

 

・生身の人間として、常にやさしくケアするのは不可能
→当事者の声は声。支援者側はうつをおおよそ理解した上で、本人のロジックで動いていいのではと伝える

 

・当事者が薬を「麻薬的」とみなして病院に行かない。それでいて長期間病状に変化がない
→一般的に、現状に変化がみられないのであれば、何かを変えた方がいいのでは、ただし「どこから始めるか」は人それぞれ。と伝える。

 

・自分は当事者ではあるが、援助職ではない。
→当事者の声は500人分?伝えられるが、では各ケースでどうしたら、というのは確信をもてない。考えて考えて、かつ留保をつけて伝えるのみ。

 

・偏見がソーシャルサポートを阻害する。
→相談機関や病院にいく、ということすら「家族がうつだと世間に知られたくない」という理由で難しいことも。

 

長くなりましたのでこのへんで。「参考になることあったかな」「ケース毎に違いすぎて一般化がとても難しい」など宿題をたくさん持ち帰る結果になりました。が、最後は鉄板ネタ(秘密)を披露して全員で笑って解散できました◎

 

うつパートナーズ、そろそろやろうかな。