うつ病の情報なら|ゆううつ部 by U2plus

U2plusがお届けする、うつ病に関するアレコレ。

「精神疾患の親をもつ子どもに情報サイトたちあげ」のクラウドファンディングがスタートしています。

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プルスアルハさんが「精神疾患の親をもつ子どもに安心と希望を届けたい!『情報&応援サイト』立ち上げ!」というクラウドファンディングに挑戦しています。

 

プルスアルハさんは「親が精神疾患になったとき 子どもたちを応援する取り組み情報」という情報ページをつくったり、心理教育・精神保健に関する絵本を制作されたりと様々な活動をされています。

 

ちょうど先日シノドスで「精神障がいを抱える親を持つ子どもの声を聞いてください/精神障がいを抱える親の子どもたちの座談会」を読んで、これは大きな、社会が取り組むべき課題だと感じたところであります。

 

つい最近も、雑誌のうつ病特集の取材があった折りに、記者さんに「うつの親をもつ子どもむけの記事も書いてくださーい」とアピールしたりしておりました(はじめて心療内科に行く人が手にとりやすい特集にしたい、とのことでこれは通らず)。

 

また、子どもの貧困対策に取り組まれている元精神科医の方とお話しした際にも、貧困を抱えるこどもの家庭は様々な精神疾患が関わっていることが非常に多いということを伺いました。

 

困っている人が、適切なサポートを受けられる社会になるといいですね。その一歩として、子どもに情報サイトというのはとてもいいプロジェクトだと思います。ぼくはこの取り組みを支援したいと思っています。

 

pulusualuha.p2.bindsite.jp

 

www.makuake.com

事業譲渡から数日が経って

こんにちは、東藤です。

U2plusをLITALICOに事業譲渡してから、すこし時間が経ちました。
そこで今思っていることをつらつらと。

 

・ビジネスオーナーではなくなることで、喪失感のようなものを経験するのかな、と思っていましたが、特にありません。


ぼくはU2plusのアイデアの素があり、立ち上げる力がなんとかあり、実現してくれる仲間たちがいました。めぐりあわせがよかっただけで、僕自身が経営することにあまり意味は感じていなかったようです。

 

最初からあまり起業のエゴがなかった、と言い切ってしまうと若干うそになるのですが、U2plusを回していく中で、沢山のご協力をいただく中で、そのような気持ちはなくなりました。かつての、そして新しい仲間やユーザーがすこしでも価値を感じられたら、それでいいと思っています。

 

・LITALICO、いい会社である
事業譲渡の交渉からはすでに半年近いお付き合いをさせていただいています。交渉の途中では「トップの考えはわかった。しかしスタッフはどんなマインドなのだろう」という心配がありました。

 

交渉の最前線も、今のプロジェクトリーダーも変わらずYさん。U2plusの今後は彼にかかっていると思っていましたが、マインドが素晴らしいです。「今はうつの人の気持ちが知りたい」と言うので、ご紹介したひとたちは数知れず。うつパートナーズ東京にもご参加いただきました。これまでU2plusはうつ経験者によって運営されていましたが、これからはうつ経験のない人が中心を担っていきます。そこには、豊富なリソースというメリットと、ユーザーファーストではなくなるというデメリットがあります。しかし、彼なら大丈夫なのではないかな。

 

また普段オフィスで接する人たちも、気軽に声をかけてくれてうれしいです。今は週に一度しか出社していませんが、アウェイではなくホームな感じがします。(今後はもうちょっと出社を増やしてコミットする予定です。)

 

・新サービスも展開していきます。
オンラインの電話相談もはじめました。ついでに宣伝をすると、今はモニタリング期間で、無料で相談できますのでぜひお試しください。しんどいときは、最初は無言でも大丈夫ですよ。
http://menty.jp

 

他にも、うつの方に使えるサービスを企画しているところです。U2plusらしく、とっつきやすくて、シンプルで、核心をつけるサービスにしていきたいです。

 

・体調について
最近のぼくの体調はというと、主治医から、「このまま行けばあと半年くらいで治るかも」と言われました。この間からジムに通って、体力造りをしています。さすがに10分歩いた程度でへばっていてはまずい…近頃は毎日のように誰かしらとお会いしています。ハッカソンに参加したり。人と真剣にディスカッションすること、体力をつけることがなによりのリハビリだと思って楽しくがんばります。

 

U2plusに興味のある、うつ経験のある方がすこやかに過ごせますように。どんなにしんどい経験をされたかは想像が追いつきませんが、あなたが今この時点までサヴァイブしていることが、今後の人生において、なによりの経験となると信じています。

オンラインカウンセリング「Menty」プレオープンと、無料モニター募集のお知らせ

LITALICO内のU2plusチームがオンラインカウンセリングのサービス「Menty」を開始します。現在無料のモニターを募集しておりますので、ぜひお申し込みください。プレオープンが3月の予定です。幅広い方を対象としております。

 

  • サービス内容

カウンセリングの1セッションは50分間。

指定の電話番号にカウンセラーが電話をかけます。

  • 応募方法

下記のメールアドレスに、無償モニター希望の旨をご連絡ください。

メール受取後、事務局より担当カウンセラーとカウンセリング予約日時を調整させていただきます。

info@menty.jp

メール件名或いは本文内に、「Mety無料モニター希望」とご記載ください。

  • 応募条件

サービス向上のための事前・事後アンケートにご協力いただける方

  • 期間

2015年3/2から4/30まで

  • カウンセラーについて

当サービスのカウンセラーは、民間企業での社内カウンセリング、人事業務、精神疾患のある方向けのキャリア支援、発達の気になるお子さま向けの支援、親御さまの相談窓口などの経験者です。登録されている全カウンセラーが豊富な支援経験を有しています。

詳細はチラシをご覧ください。

 

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うつパートナーズ飲み会を2/13(金)に開催します。

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「家族、恋人、友達がうつ病になった人たち同士で、いろいろ話してみたい!」という人たちで飲み会をしませんか?カジュアルに相談、情報共有をする単なる飲み会です。大人数でワイワイするより、少人数でゆるくお話しする感じです。

2/13 うつパートナーズ飲み会@新宿 - うつパートナーズ東京 | Doorkeeper

 

ご興味のある方は当事者の方もご参加くださいませ。
(飲酒に関してはお勧めしません)

現時点で◆日時は2/13(金)です◆

 

・当日は割り勘になります。(前払いではないので、システム上無料と表示されていますが、割り勘です!)
その他については、随時決まり次第こちらのページでお知らせ致します。

まずは皆様日程をあけて頂けると幸いです。
・これまでに参加した方も、初めて足を運ぶ方も大歓迎です!
・双極性のパートナーの方も対象です。

・登録の際はニックネームで構いません。

・以前の開催はこんな感じでした↓

うつパートナーズ飲み会vol.3をやってきました
http://u2blog.u2plus.jp/entry/2014/01/26/210514

・今まで参加された方は20代から30代が多いです。
・これまでに参加されたのは、部下のうつ病ケアをしている会社員の方・恋人がうつ病の方、旦那さんがうつ病の方、共働きでお子さんがいる女性の方・うつ病の恋人とうまくいかなかった学生の方...など

主催者はU2plusの東藤(個人)です。

 

お申し込みはこちらから。

2/13 うつパートナーズ飲み会@新宿 - うつパートナーズ東京 | Doorkeeper

うつ家族教室@藤沢病院で使ったスライド&感想

藤沢病院にお呼ばれしたので、うつ家族教室でお話しをしてきました。

「行きたいけど行けない」という方がいらしたので、スライドをシェアしてみます。以前U2plusで実施した「うつの家族・職場アンケート」の内容も参考にしています。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

そして感想をつらつらと。

 

・「やっぱりうつ病なんだな」という感想が多かった。
→病名がはっきりするのは、安心感を伴う。これは当事者もそう。
医療職でないため、参考程度にしてほしい旨は伝えたけれど。

 

・うつ当事者が、どのレベルで家事を手伝うか、というのは頻繁に起こる問題
→体調の波のいいときは家事ができるが、ローな時に家事がルール化されてるときつい。しかしフルタイムで働いている支援者にとってそれは理解しがたい。

 

・生身の人間として、常にやさしくケアするのは不可能
→当事者の声は声。支援者側はうつをおおよそ理解した上で、本人のロジックで動いていいのではと伝える

 

・当事者が薬を「麻薬的」とみなして病院に行かない。それでいて長期間病状に変化がない
→一般的に、現状に変化がみられないのであれば、何かを変えた方がいいのでは、ただし「どこから始めるか」は人それぞれ。と伝える。

 

・自分は当事者ではあるが、援助職ではない。
→当事者の声は500人分?伝えられるが、では各ケースでどうしたら、というのは確信をもてない。考えて考えて、かつ留保をつけて伝えるのみ。

 

・偏見がソーシャルサポートを阻害する。
→相談機関や病院にいく、ということすら「家族がうつだと世間に知られたくない」という理由で難しいことも。

 

長くなりましたのでこのへんで。「参考になることあったかな」「ケース毎に違いすぎて一般化がとても難しい」など宿題をたくさん持ち帰る結果になりました。が、最後は鉄板ネタ(秘密)を披露して全員で笑って解散できました◎

 

うつパートナーズ、そろそろやろうかな。