アメリカ軍に学ぶストレスの対処法
ストレスフルな環境は職場や学校、色々ありますが、”戦争の前線”はある意味究極のストレス環境といえそうです。軍隊の人たちはどのようにストレスに対応しているのでしょうか。「本当の戦争 すべての人が戦争について知っておくべき437の事柄」というQA形式の本を読んだので、その内容をシェアします。
本当の戦争 すべての人が戦争について知っておくべき437の事柄
- 作者: クリス・ヘッジズ,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: 単行本
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深呼吸 筋肉をほぐす 前向きな思考、目の前にないものを頭に思い描く映像化などの認識の練習兵士として戦闘地帯の前線に行くと、その戦闘に勝ったとしても15~30%の人が”戦争ストレス”を経験するそうです。かなりの高確率。
症状は激しい疲労、無愛想、苛立ち、極度の不安や恐怖など。 そこで「戦闘ストレスにはどう対処したらいいか」という質問に、この本では回答しています。
やっぱり深呼吸は効果的なんですね。 思考や感情が乱れそうなとき、乱れているときは「息が入ってくること、でていくこと」を意識して、深呼吸しましょう。
ストレッチも効果的みたいですね。「捕虜になるとどういう生活か」という質問では「運動もさせてもらえない」と回答しているので、体を動かすことは軍隊の中では食事同様、健康のために必要不可欠と認識されているようです。
うつ病の人には散歩がおすすめされることが多いですが、ストレッチも加えてみるといいかもしれませんね。ぼくも最近は毎日2回ストレッチをしています。 三つ目の「映像化」はあまり聞いたことがないです。認知行動療法でいう「川面を流れる葉に思考を乗せるイメージ」のやり方に近いんでしょうか。
ちなみに第二次世界大戦では、戦闘期間が60日を超えると、98%の兵士が精神的負傷者になったとのこと。戦争はそもそも人間に向いてないな、という印象を持ちました(人類史3400年中、平和だったのは268年しかなかったらしいですが。←これもこの本からの知識)。 これの「残業時間が・・・」版の調査を日本でしてほしいなあ。過労死ではなく精神的負傷者で。
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U2plusの認知行動療法ではこんなやり方で、うつを回復させていきます。